2013年2月4日月曜日

体罰問題に一言だけ

*はじめてパズドラに関係ないコーナーつくっちゃいました(えへ)
 どうしても、書きたくなるほどの事はもうないだろうけどね^^;


体罰で自殺する人も、虐めで自殺する人もいないと思う

(私は体罰擁護でも、虐め擁護でもありません、寧ろ個人的には大嫌い)

それは間接的な原因で、何らかの絶望をひきおしやすい要因なだけで

どんな人も絶望でしか自殺まではしない

今の大阪市は、市長を筆頭に感情論でこれを忘れてるんじゃないだろうか?
だから、一方的な体罰撲滅、学校解体という考え方の押し付けで
更に色んな要因の「絶望者」が増えて行ってる事に気がついてないんじゃないか

ってものすごく怖い


本当は、「絶望のケアシステム」がない事が問題なんじゃないだろうか?
絶望を無視、つまり見殺しにしてしまってる事が問題なんじゃないだろうか?


 絶望は人それぞれだ

例えば私は、自分がアカウンタビリティをとる術がないと一番絶望する
でも、友人はアカウンタビリティをとらなくていいの「休めるわラッキー」と思うらしい
でも、彼女は「0じゃいけないの」って言うように、
あるがままを受け入れら得ないと絶望を感じやすい

こんなに違う

何度もいう言葉にヒントが眠ってるのは分かっても、
思考の流れを教えてもらわないと見えないもんだったりもする

それを絶望と感じない人には馬鹿馬鹿しい
って言いたくなることだったりもするだろう

でも、本人にとっては絶望だ

私もポジション争いをするジャンルが本業なので感じることだけど・・・

体育科というところはポジションに絡む絶望が結構頻繁に起こりやすいとこだろうと思う

そして、私のアメリカでの教師達がクラスメイトに対してそうだったように、
教師たちも「才能がない」と見極めさせる役目も担わされてる

また、 私のアメリカでの教師達がクラスメイトに対してそうだったように、
教師達も「才能を開花させる」ってことのために鬼にもならなきゃならない


私には思い出す光景がある

 フランスから学びに来たクラスメイトがいた
とても才能がある人だった

ある日レッスンでポカをして
教師はくそみそに彼女をこき下ろした
そんなにエゴ捨てれないなら辞めてしまえ
フランスに時間の無駄だから帰れって

彼女はシャワー室に閉じこもって泣き叫び
出て来た彼女にクラスメイトたちは
「あの教師ひどいよね、あの程度は失敗じゃないよ」とか
「失敗うけとめて頑張ってみるべきで泣くべきじゃない」とか
って口々に言ってた

彼女は困ったように笑ってた

そのひきつったような笑顔の向こうに
濡れたような蒼い遠い目に

彼女の深い絶望を感じた

私はそれには加わらずに、彼女が一人になった時に
よければ、ダンス場に「スクエア1」の訓練につきあってよ
って誘った

彼女は私の手をにぎりついてきて
へとへとになるまで二人きりで訓練して
彼女は次の日に同じレッスンで成功した

これがポジションを争う特殊学校で日常茶飯事に起きてることだ

彼らも悩んでるから早く落ち着きたくて
余計なことをして教師の叱責の効果を消す
そんなクラスメイトもいる

 自分の見てるものが正しいと証明したくて
失敗は失敗だと認めさせようとする
そんなクラスメイトもいる


私のしたことも、
たまたま彼女にあってただけで
心を無視した乱暴な方法かもしれない

そんな中、あの日の彼女の絶望だけは本物だ

私は今も彼女はいいライバルだけど、
「あの日、死のうと思ったんだよ」
って後にうちあけられている

あの日、追い込んだ教師は、
あの絶望をはずすことだけはできない

だって、

絶望に追い込んでまで掴ませたい何かがあるから
敢えてあの日彼女を追い込んだんだと思うから

そんな光景と重なる

教師だって人間だ、主観の好き嫌い丸出しは問題外だけど・・・
相手を見損なうことだってあるだろう、追い込みすぎることはおこる

そんな時、だから、


「絶望に対処するケアシステム」がいるんだと思う


だから、今すべきことは、きちんとしたリサーチじゃないのか
って感じる

何が起こり、どう考え、どう絶望したか・・・・
その時、周りにはどうとれたことなのか・・・・

そして、

そんな時、絶望から抜け出せるのをどう手伝えるか 

それが「絶望のケアシステム」だと思う

そして、それはポジションを争う特殊学校だけじゃなく
全ての人の絶望に対処できるシステムが生まれる第一歩なんだと思う

だって、こんな特殊学校にいない人は
自覚にはなりにくいけど、みな
自分の世界でのポジショニングを模索しているもんだから

ポジショニングを奪われると、
その自覚感覚はどれぞれ違うだろうけど、
人は絶望するんじゃないだろうか

人の心はお豆腐の様なもんだとつくづく感じる

どうか、これ以上の「絶望者」を増やすことだけは続けないでほしい

彼女は今祖国フランスへ帰り、女優として活躍してる