FavebookのGraph Searchが
ITでは一番新しいニュースな今週
株価への影響もおこってるし・・・・
ブルンバーグニュースもNYタイムズにも
関連したような記事が並び
ますます、「興味」を同じくするトラフィックが金の卵と有望視される
って傾向は加速されて行ってるけど
一方では、
「興味」を同じくすれば他者を所有してる
って思い違いをしてるんだろう
「あんた何様?」っていうぎょっとする言動も加速していってる
某ゲーム会社が「不満をいうな」なんて項目をつけたのも
某ゲームプロデューサーが辞めていったゲーマを名指しで
「○○○○しといてくださいねー。」なんて書いたのも・・・
政治の世界では某市長がいまごろ
入試取りやめなんていう暴挙を平気でいうのも・・・
書いた本人達の意識がそうなっている
信じられないけど、どういう意味にとられるか
って気づいてなかったんだろう
自覚のない傲慢になってる、これは怖い
書いてしまった本人達は誰かに指摘されれば
気づくだけの社会常識はもってるだろう
って思える人たちだから、余計に怖い
(現に某ゲーム会社は改正してその項目を取り除いてる)
何故、これが起きているのか、
自分側を出発点にしか「興味のつながり」を見なくていいシステムだからだと思う
そう、カウンターバランスを失っている
何故、これが起きているのか、
興味といいながら、一時失敗に終わった視聴率神話に代表される
数の論理を、やはり私たちは追ってしまうからだろう
そう、興味=いいね=Like=ハッシュタグは数でしかない
両方を一緒にすると、興味の出発点である自分が数を所有してる
っていう錯覚が起きやすい
私は望む
せめて、 所有するは所有されること
っていうダブルバインドに気づいてほしいと
多くの人が興味のラインの出発点になれば
つまり選民にさえなれば負けることはない
って思ってる世の中だからこそ
ラインは、ダブルバインドを忘れないでほしいと
そうすれば・・・
某ゲーム会社に不満をいう人たちは、某ゲーム会社にまだ期待をしてる
ってことにも気づくんじゃないだろうか
見捨てたら最後、人は面倒くさいのに意見すら言わない
それに媚びるでもなく、カウンターバランスをとることが
ネガティブキャンペーンを止めることになるのではないだろうか・・・
FavebookのGraph Searchに
ユーザーはブラインドトラストし、
一旦はますますこの傾向は進むだろう
投資家も銀行家も、
やっとハッシュタグやlikeボタンにお金を得る方法を見つけた
って実際狂喜乱舞してるし
広告会社はやっとブランドマネージメントだけでなく、
CMかインダストリアルビデオで儲ける道が
戻ってきたとほくそ笑んでるだろう
だって、興味(付加価値)を同じくする人が見たがってるCMに効果がある
ってクライアントを思わせるのはたやすいから
(私は効果ないと思いますけど、その議論は関係ないから省きます)
ユーザーも自分だけが大事にされてる様で気持ちいいから
しばらくは自分がどんな危険にいるかはどうでもいい
テリトリーがぐっちゃになって
自分が安全じゃなくなるまで
人はリスクに気がつかないもんだ
所有してるって態度をとる失礼な人や企業も増えるだろう
自分が気づかずにやってしまうことも多いだろう
そんな時、忘れないで
所有することは、所有されること
つなぐことは、つながれること
一方的に得をするつながりは、この世にはない
そう、選民は幻想でしかない
好き嫌いは、好き嫌いに過ぎず、良い(賢い)悪い(賢くない)ではない