昭和を語るなら、
団塊の世代という世代がある
戦争が終わった後の、
昭和という時代に
日本の世界への復興のために
仕事以外を後回しにして、
モノづくりやモノ売りや
勝てる可能性を
人々に見せ続けた世代だ
時代は大阪万博も開催し、
日中国交回復もめどがたちはじめ
日本が世界の一員に戻りはじめた
そんな時代、
勝てる可能性を
人々に見せ続けようと、
映画がつくりたくても、
お金がなくて、物資がなくて、
(1ドル350円超えてたらしい)
思うようにつくれなかった彼ら
その夢は、工夫されて、
まず、子どもたちの元へ、
ヒーローという姿で届けられる
そう、映画という形ではなく、
アニメや特撮という形で、
昭和の仮面ライダーが見るたび、
私は、アクション映画を
ものすごくつくりたかった
その想いを強く感じる
爆風につぐ爆風、
高いとこを見上げるアングル
そこからのJUMP
カーチェイスの様な
バイクの爆音とスピード
殺陣とは違うけど、
オリジナルの殺陣の様な敵の動き
ライダーが勝つ時の安堵感
そのわくわくは紛れもなく、
ハリウッドのアクション映画の
もやらしてくれるそれだ
昭和の日本の子供は、
彼らが工夫を諦めなかったおかげで、
アクション映画レベルの
凝った特撮を毎週見れたし、
石ノ森先生もコミックを
書き続けてくれたし、
そして、その裏では、
日本は高度成長の真っ只中
結構オトクな時代だった
って言えるんじゃないだろうか?
平成生まれの人達が、
昭和の丁寧につくられたものに
群がって「この時代に生まれたかった」
っていう昨今なのもうなずける
そして、平成が来た
バブルがはじけたとは言え、
勿論、日本はもう
特撮映画をつくれるお金も
時間も、人材も、物資も持ってる
そんな時代になっていた
生まれつき持ってる子たちに
見せる特撮とはどんなだろう?
って今回のコラボがはじまってすぐ
私に浮かんだ「質問「はそれだった
恥ずかしいけど、
私は平成ライダーは、
見たことがない
平成ライダーが、女人受けしてる
ってことはよく知ってるし、
石ノ森先生は読むと面白いよ
ってキカイダーなどと一緒に
すすめられた事はある
まぁ、私の生き方
親を黙らせるためだけに、
大学はきちんと入って
一方では、高校の授業中さえも
舞台装置の模型をつくってたりと、
演技のことし考えてない
って生き方だからね
そりゃ色々落ちてるよぉ
その落ちを補ってくれてたのは
「期待されて頑張れる」
ってヒーロー達に次から次へ
とってもはまってた弟だけど、
その弟もいないRISK承知で、
演技のために家を出たからね、私
(少しホームシックかな?)
まぁ、だから
この機会に見てみよう、おぅ
って思ったらアメリカからは、
YOU TUBEにあがってる一部しか
見れなかったので・・・・
早速、本を読むことにしたの
そうすると小学館ヒーローズに
あるじゃない、噂だけで
まだ実態を知らなかった「クウガ」♪
(いつのまにか蔵書が増えてるのは
あんまし注目しないでね(へへ)
読む暇結構ないのよ、これでも)
まだ10巻しか出てないけど
(コラボはじまった時は9巻だった)
一気に読んじゃいましたよん
最初の感想は、
「そっか、和製XーFILEだこれ
ここに行き着くのかぁ、なるほど」
あっちはエイリアン、超常現象
こっちは古代生物(グロンギ)だけど、
他者(異物)との接点に気づく中で、
人間とは何かの発見と、
その人間の中で、自分だけの
ポジショニングを見つける
って 葛藤を続ける行動を描くのが
平成の特撮なのね
そっかぁ、どんな異物とも
恐怖の中に、
タッチポイントがある
そこが、あなたが
あなたを活かせる
勝てる可能性があるとこだよ
って子どもたちに
気づかせてくれてるのか
まぁ、これが私の感想で
いや、感想、結論まで、
そんなに急いでどうする私!
クウガ読んでない人も、
クウガを見てない人も
これ読む人の中にいるわよ
ちょっと待て、仕切り直し!
ってことで、
えっと、主人公はこの二人、
一条 薫警部補と、
フリーター五代 雄介
片や、 捜査一課の刑事の仕事
っていう日常を生き
片や、世界の全員と友人になる
って日常を飛び回ってる
そのどこにでもいそうだけど、
かなり真逆の二人が、
突然理不尽にも古代生物(グロンギ)の人間をリントと呼び、
大量虐殺数をこなす昇進ゲーム
(ゲゲル)に 巻き込まれる
ってとこから話ははじまります
いやぁ、やばいよね
日常が逢魔が時に落ちて
もう、戻って来ないわけよ
VRでさえマシンはずせば
戻って来れるのによ?
しかも、何のためか分からず
殺されたり、誘拐されたりする
それなのに、普段はグロンギは
人間と区別のつけようがない
そんな逢魔が時なのよ
いやぁ、一刻も早く出なきゃだわ
でも、出る方法はないの!!
うわあああああああああああああ
うん、主人公たちも
パニックになってく、
そんな中、二人は見つけるの
片や、剣道の正眼の構えで
あるがままに異物として受け入れ
グロンギにはつかずはなれずを保ち
恐怖衝動に流されない様にする
片や、古代生物の裏切り者らしい
クウガの想い(期待)を
自分のものに変換して取り込むことで、
自分の力を開放しようとする
共生と進化
それぞれに合ってる
恐怖や不安の活かし方
そう出来ると見えてくるわけ
グロンギが人間の何かの癖が
過ぎてるアブノーマルタイプ
っていう人間だってことが・・・
高いとこが好きすぎるとか、
戦うのが好きすぎるとか、
パワーを持つのが好きすぎるとか、
そんな人間との接点が見えてくる
まだ10巻なので、
私はこの物語の結論は知らないけど、
10巻あたりではグロンギもまた
自分の癖が一般でないのを
とっても嫌悪し、恐れてるから、
ゲゲルに生きるしかない
ゲゲルこそ一般と思うしかない
って思いこんでるって感じるなぁ
うん、グロンギはこじらし系だね
グロンギに触れてると思いだすのよね
ほら、パラサイト・イヴって小説
自分の中をミトコンドリアが発火する
って話だったの知ってる?
人間が光合成するわけないのに
細胞の中に残ってるミトコンドリア
あれが急に起きたらどうしよ
って考え始めたら、パニックだわよね
そんなパニックをこじらせてる
狂いそうな自分をもてあましてる
それをグロンギに感じるわ
私が読みながらグロンギに
何度も何度も言いたくなるのは
自分を許してあげたら?
自分で自分を被害者にしないであげて
それじゃ自分も周りも傷つくよ
って言葉だけど・・・
そういうと、彼らは開き直って・・・
バランスとらなくてもいいんだぁ
ってとこに行きそうで怖いなぁ
加害者にふれきってもいい
って開き直ると、疑問にも思わず、
ゲゲルやってるしね(ふう)
うまく描けてるのう、クウガ
私ごとで恐縮だけど、
五代くんがタイムリーにも
期待されてないと感じると動けない
ってあのタイプだからか、
どうか、期待されないと動けない
って自分を否定しないで欲しいな
だからって、期待されてるから
って何をしてもいい
って許可をもらったわけじゃない
ってことだけ気づいて欲しいな
その上で、
「期待してる人ほど期待してるって
とってつけた言葉は言わない
そんな言葉を言う人は利用してるだけ」
って気づく瞬間ないかなぁ
って次からの巻に祈ってしまう
いや、ほんと私事なんだけどね(あは)
さてっと、
仮面ライダーさん、
平成最後の年にパズドラに
こんな素敵な機会を
提供してくれてありがとう
折しも、
チケット集めに追われてた
仮面ライダーコラボの後ろでは、
5000万記念クエストが
私達を誘い込んでおりました
上級編はそれぞれ、
ちょっと過ぎた癖のある
グロンギ(異物)たちが
自分を活かせる様になると
あんなゲゲルの代わりに
お互いにバランスをとりあって
あんなクエストを生むのかな
っていう様なものでした
パズドラの面白さは
癖の活かされたダンジョンなんだな
うわ、やっぱり面白いじゃない
でも、時間だけないよ、
常設したら駄目なの????
って感じたものです
ただ、一方では、
「自分がわからないこと」は
一部の方には異物すぎるらしく、
そしてその人達ほど大声で
嫌がらせだ、排除しろ
っていう声も連呼してます
そしてその人達は、コラボ前は
「自分がわからないこと」だったから
要らないよねって連呼してた
RXをほめちぎってもいます
(そのうち、エグゼイドも
褒めちぎる日が来るのだと予測できて
なんだかおかしくなってしまいます )
こんなに早く、
手のひらを返すのは異例で、
ライダーというヒーローは
人々に何かを気づかせて来る
お手伝いをしやすく出来てるのかな
って嬉しくなってしまいます
来年は次の元号
異物として立ちはだかるのは
そっかぁ、AIなのかな?
AIを掘り下げると
人間 って何か
って感じますものね
和製、XーFILES ENTERPRIZE
また楽しみにしています
出来ればアメリカで動画みせてね
で、勿論、パズドラにもまた
すぐには強そうって分からない
ライダー達を持って戻って来てね
ではまたぁ
PS:今何故クウガ連載なのか
って言うのを企画者さんが
語ってるところが
2巻の巻末にあります
つくる方の立場から
語ってるの、面白いです
「絶対に思い出の中で
美化されてるはずだから
美化された状態で
さらにその次へと進めていく形で
「クウガ」を扱った方が
ストレートなんじゃないでか?」
って箇所があって
ストレート?どう意味だろう?
って読み解いていくのも楽しい
興味ある人、おすすめです