2015年6月17日水曜日

老婆心ながら、「好きなことをして生きていく」ってコピーの意味を勘違いしてる人多くない?(inside outの勧め)

*「大人の10コンボ」ってフレーズが入ってるので
 パズドラユーザーが見る機会多く、
 これ以上その意味への誤解が続くと、
 entitled peopleが増えて
  生産性を失い世界が壊れそうなので、 
 これ、ここに書いておくぅ

 「好きなこと」ってすぐ赤シャツさんが
 まとめて言ってしまうので、誤解させてるとも言うんだけど・・・

 彼がどういう意味で言ってるか?
 って、皆さん本当にわかってる?

 彼自身のインタヴューの内容なら読み解くに・・・

  ttp://journal.rikunabi.com/p/worker/job/15459.html

 この二つの貴方に都合のいい意味ではないわよ

 1)好きなことだけをすれば、お金になるから
  好きなことだけをしてればいい

 2)好きなことをするために(仕事以外のことをするために)
   会社の存続とか考えなくてお金を稼ぐ手段にするだけ


 彼の意味は・・・・=============

 スマートフォンの中で仕事が出来なければ
 仕事がなくなる という直感がまずあり、

 スマートフォン市場を盛り上げてる第一人者
 って受け止められるのが”好き”だなぁと感じる自分がいる

 じゃあ、好きだなぁと感じ続けられる

 つまり、そう受け止められ続けることが出来る様に

 スマートフォン市場を盛り上げていくサービスを考えて
 それに参加していかなきゃ

 っていう考え方で仕事が次々と派生して生まれ、形(事業)になっていく

 続けていくには、責任(主体)をとり続けるしかない

 それを繰り返して繰り返して

 その結果、会社が気がついたら成り立ってたんだよ

 だから、一言でいうと

「好きなことして生きていけばいい」

======================

  
ね?「好き」の意味が一般と大幅に違うでしょ?

 *本人は右脳多めだから、
  変な言葉の使い方してることを、
  自覚すらしてないと思うけどね

「見られる自分」が大事な人の「好き」
*大衆に埋もれるのがサバイバルの危機につながる人
って言葉なのよ

「そう見られ続けてられる自分が好き」であって 
好き勝手やっても許してくれていいでしょ
ってentitled peopleの意味の好きじゃないの

そう見られ続けるためには、
責任をもって(主体的に動いて)努力をし続けてるの

彼はサバイバルをしてる
ビジネスマンですよぉ、皆さん


 ある意味、私の口癖、「侮っちゃう、侮れない」って言葉に似てるわね

ただ、私の場合の「侮っちゃう」という
聞くからに「何だそれは?そんな妙な言葉を堂々と連発します?」
って違和感を感じる言葉と違って

(私の場合も親友が、「え?貼ってあるものを侮る?侮る?」
 って目をしろくろさせてキョドりながら言うまでは
 一般の使い方じゃないことに気づいてすらいなかったよん)

「好き」という字面ではだれでも理解出来る
って思われやすい言葉になってるところが
entitled peopleが責任とらずに
権利ばかり主張するとこを助長させ
世界を気付かずに壊しちゃってるんだけどね


本人にしてみれば埋もれちゃって
なんでもないものになっちゃて淘汰される
サバイバルの危機から解放されるんだから
「好き(安全で快感)」としか言いようがないとこで

ビジネスの基本がある彼には
多くの人がどうして
自力サバイバルが出来ない方向に
都合のいい様に「好き」を使ってるのか
とうてい想像もつかないことでしょうよ

 *ビジネスの基本、
  買い手のない製品、サービスは社会にとっていらない
  つまり、そんなものに居場所(ポジショニング)はない

 右脳で感覚的に選んだ言葉とは誰も思わない
っていうとこが抜けちゃうのが
私も人の事は言えないけど、困ったもんだわよ


まぁ、私は赤シャツさんに感じてた
違和感の原因がはっきりしてほっとしてるんだけど

どんなって?

何であんなに目立とうとして、
悪目立ちにまでなって場を壊しちゃうのとか

何で精神的に不安定な時ほど
目立ってればいい様な動きしかしないで、
かえって拒絶されてさらに事態を悪化させるのかとか

自分が勝利を感じた
感覚や瞬間の再現で酔うのを
何故、いつまでもしたがるのとか

っていうようなもろもろのこと

私は目立つほうが安全じゃなく
悪目立ちって感じると消えなきゃ
ってなるほうだから読むまでは
そのからくりに気づけなかったけど

「目立つのが好き(安全)」っていうのが鍵だったのね

(言葉は曖昧だけど、多分あの会社のヴィジョン)



まぁ、それはいいんだけど・・・・


(ここから、 仕事の話になります)


会社をつくった人たちが、
右脳が強いと今回の様に
感覚的にわかった気になる言葉が
ヴィジョンになっちゃてることあると思うの


グーグルの様にクリアな会社はそうざらにない



ザッポスさんは「謙虚に最高のサービス」
ZOZOさんは、「ナチュラルムーブメント」

パズドラさんは「自分たちが面白いと思うもの」
っていうのが字面だわ

曖昧な言葉をよすがにつくろうとすると、
ものやサービスづくりが曖昧になる
って危険さえ承知してれば

そこは出発点だからいいと思う


曖昧な観点から製品やサービスをつくれるのなら
それもアリだと思う


ただ、そこまでではまだ
自分のテリトリー内のひとりよがりで
ビジネスにはなってないから
社会にポジショニングとれてない
って事に気づいてほしいなぁ

って思うの

その製品やサービスを外に出す時に
inside outって視点がどうしても必要なの

どういうことをするかというとね

買う人のベネフィットとバランスを取り直して
製品やサービスのポジショニングを取り直す
ってことなんだけどね


まず、第一段階は

「誰なら、この製品やサービスを買うのよ」
っていうとこで

ターゲットユーザーやターゲットクライアントを定めるの

その後、彼らにヒアリングすることで、
ターゲットデモグラフィをとるわけ

この段階は二つの視点を大事にしてね

1)媚びないこと
2)「察しろ、わかるでしょ?」にならないこと

1)から説明するね

例えば、パズドラなら大雑把に 初心者、中級者、上級者
って分けたとするじゃない?

中級者向きのサービスが
上級者のベネフィットにならないことは
文句が出ようと飲むべきで媚びちゃ駄目なの

つまりね、

カスタマーの主観にひき寄せられないことが媚びないってこと

(きりがないわ)

それにはどうすればいいか・・・・

主体的に動かない(勝たせてもらいたいだけ)
のカスタマーは切り捨てる覚悟いります(きっぱり)

(彼らはお金をつかった責任さえ、そっちのせいで遣わされた
 って責任を押し付けてくるから抱えても一切得はないわよ

 好きだって一回きちんと言っても、
 私のこと本当に好き?不安なの、好きって見せて
 って何度も何度も証明させようとする他力本願のうざい人は
 満足させられないで貴方が疲弊しかしないでしょ?
 結局、そんな人とは別れるしかないでしょ?)

ネガティブキャンペーンを起こす芽は
抱え込んだら、核のカスタマーが逃げますよ


2)はね逆

主体的に動いてる
カスタマーやクライアントやチャネル、融資先、投資先に
製品やサービスの得が伝わらないのは、

今度はこっちの責任なの

ずばり!伝えられてないのよ

簡単なことからはじめてみましょ

製品やサービスの説明文から、

全感情語を抜いて、
売り(カスタマーやクライアントの得)を一行で書き続ける

これいいんですよ、凄いんですよ
って言わないで売りを見せるってことに挑戦するの

 この段階で、

グーグルさんの「 情報を整理する」の様に
売りが具体的に動ける言葉になるまでやるの

この時、ひとりよがりにならないように
corporate capability statementを書いて

お金を出してくれる人(融資先とか投資先)
または、弁護士さんとか、コンサルタントの前で
プレゼンして伝わるかどうかを試すのがおすすめ

(ガンホーさんでいう嫁レビューです)

それが伝わる様になったら

第二段階

製品やサービスの
ライバルをピックアップして、

今度は、よその会社じゃなく、
自分とこがその製品をつくる、そのサービスを提供する
って意味を探して言葉にするの

これが会社のビジョンです

 これをきちんとしておかないと、
お金になればいいっていうことを押し付けてくる
銀行さん、投資家さんたちに蹂躙させる穴になるわ

この視点が、

マーケティングフィルターになって、
セールス方針や成長戦略を生み出すの
後に会社名がブランド化する土台が出来るわ

(ビジョンに結果としての社会貢献を足したのが
いわゆる、ミッションステイトメントです

「ビジョンすることで、(例えば世界平和)に貢献します」って形で書くの)


ここで気をつけて欲しいのは
今の世の中は「相互主体」になってること
そうじゃないと媚びさせようとする視点で
使われるおそれがある危険は知っててね

(投資家たちはビジョンなどどうでもいいから
 本当に注意しないと自社の特殊性を守れないわよ
 特殊性を失ったら、代わりがいる会社になって
 競争に負けたら淘汰されるわよ

 私はビジョンから事業が派生してる冊子つくりました
 その売りにのって尊重してくれる
 投資家、チャネルとしか絶対に組まない方針なの
 その売りにのってくれる人しか雇わない方針なの
 そうじゃないと、カスタマーやクライアントに
 いつも80%以上の結果はお約束出来ない)


ライバル分析だけでビジョンに辿りつけない時は

会社の創設者に、
「それってカスタマーやクライントにとってどんな得あるの?」
って聞いてみましょう


うちの話をするけど、

うちのボス(CEO)は「準備が整った瞬間」
って意味の言葉を使うのがお好きなのね

初期は「オンエア前の全ての準備が整った瞬間」
っていう特殊な業界用語を会社名にまでしてたの

彼なりの勘がそういう言葉のチョイスをさせるのね

私はそれなりにその言葉に売りを感じたから
掘り下げもしないでのってたし

それなりにビデオも撮影出来てたんだけど

さて・・・・

はじめて、困ったのがいつかというと

出来上がったビデオの
スポンサーになってもらうために
クライントさんにプレゼンかけようとして、

自分がクライアントさんになって
営業のトークを聞いてる時に

え?私(クライアント)さんには何が得なの?

って気づいた時なの

目の前で営業さんは

楽しいショーでね笑えるんですよ
ほんっと、面白くてすごいんです
って必死で言ってるけど

熱気は伝わってもわたしゃ買わないぞ
って気づいた時からジャーニーはじまって

「準備が整った瞬間って他人には何が得ぞや」
っていうのを掘り下げて行って

今は、アートを通した
コンサルティング会社にまで
変貌させちゃったんだけどね(あはは)


この様に、

人が参加させてよ
って集まってくるほどのボスの思いつきには
(大抵彼らのサバイバルに関係してるとこ)
inside outの視点で切り直せば
よそにはない宝が眠ってるもんだと思うのよ

 (うちのボス、人材を次々と拾ってくるタイプなの
 その中には、え?貴方があのショーを編集したの?とか
 え?あなたが例の動画サイトを一発当てたマーケティング?
 とかっていう人材が多くて怖いぐらい)


 だから、


最初に戻るけど

「好きなことをして生きていく
 (=彼の場合は、目立ってるのが安全)」っていうのも

inside out で切り直せば宝が眠ってると思う

(得が見えないは言っていいけど、それおかしい
 って否定しちゃ駄目よ、あくまで切り直すのよ)

スマフォを使って目立つことで安全ってどんな得なのよ
って掘り下げたら・・・・案外おもしろい事業眠ってるわよ

あらら

私、味わいたくなっちゃった
気づいた人たち、頑張れ♪


ただ、inside outで切り直さないと

どんな思いつきも
entitledさんたちの主観に引き寄せられると
宝じゃなくなって害でしかない

ってことにも注意してほしいなぁ

entitledさんには、一線ひいてね
そのためにも、なるべく具体的にしてね

それぞれの会社の
ビジョンになりうる宝は
大事にしてほしいなぁ
って思ったからまとめました

ってまとめておっしまい


*このブログを書こうか書くまいか
 って迷いながら、とうとう書いたのは

 その1)多分高校生ぐらいの少年が
     アップバンクで働きたいから大学行かない
     って親ともめてるって話をしてて

     それを説得してる大人たちと会話してるんだけど
     「アップバンクのトップ二人は
      結局社員には学歴あるものをとる」
     っていう視点でしか説得する切り口を
     持ってなかったみたいだったからなの

    あのトップ二人はビジネスマン視点だよ、気づいてる?
    って切り口が抜けてるんだなぁって思ったからなの

その2)右脳系の人に字面下手の自覚ぐらいはしなさい
     っていうのもあるの

     伝わらないどころか、誤解させてどうする?
     ってこと多いのよ、悲しいけど・・・

     伝わってると思う傲慢さだけなくせば、
     相手の反応に敏感になることで防げることもあるんです

  

その3)この間何かの記事でinside outって言葉使ってからね

     メールで、inside outって
     インプットを多くすればそれだけアウトプットするものも多くなる
     って意味ですか?

     っていうどこにそんな妙な意味に訳してる場所があるの?

     っていう質問が多いのにぞっとしたの

     具体的な流れは上を読めばわかるでしょうけど

     自テリトリー内でこしらえた製品、サービスを
     自テリトリー外の共有スペースに提供する時
     共有スペースを共有してる 自分以外の者に
     その人のテリトリー内に
     その製品、サービスを得だと思えて取り入れてもらうために
     その人の得の視点で売りをはっきりさせて提供する
     
     これが丁寧に書くとその意味で、

     事業計画の

     製品、サービスの概要
     市場の概要
     ライバル分析の項目にあたり

    ポジショニングという視点からの言葉です

    (テリトリーの位置どりで考えるの

    自テリトリー、他テリトリーを生命線
    間の共有テリトリーを余剰線って呼んで
    その出入りを考えると考えると分かりやすいです)